旧規則では、正規のラウンドで不適合クラブを持ち運んだだけで競技失格となりましたが、2008年規則では、持ち運んでも不適合クラブを使用していなかった場合には競技失格ではなく、SPでは違反のあったホールにつき2打の罰(1ラウンドにつき最高4打の罰)に改訂されました。
但し、不使用宣言をしなければ競技失格になります。
【事例】1番ホールのティショットをドライバーで打ち、第2打地点に向かっている途中、規則に不適合なパターがバッグに入っていることに気付いたので、マーカーにそのクラブは使用しないことを宣言した。
この場合、SPでは1番ホールに2打の罰が課せられ、以後その不使用宣言をしたグラブを使用しなければ競技失格を免れることになりました。
※SP:ストロークプレー
旧規則では、ハザード内で自分の球かどうかを確認するために球を拾い上げることが認めらていなかったため、ハザード内で誤球のプレーをしても罰はありませんでした。
2008年規則では、ハザード内の球を確認のために拾い上げることを認める替わりに、誤球プレーをした場合には、スルーザグリーンでの誤球と同様の罰が課せられます。
【事例】プレーヤAがバンカー内の球をストロークしたところ、その球はプレーヤBの球でした。この場合、MPではAの負け、SPではAは2打の罰を加え、自分の球を見つけてプレーしなければならない。
※MP:マッチプレー
旧規則では、バンカー内でストロークした後に球がそのバンカー内にまだある場合、砂を均してから次のストロークをした場合、球がその均された場所に戻ってきた場合には、バンカー内での引き続いてのプレー援助となったとして罰が課せられました。
2008年規則では、バンカー内でストロークした後に球がそのバンカー内にとどまった場合、そのとどまっている球に対してライに改善、意図するスイング区域、スタンス、プレーの線の改善とならなければ砂を均すことが出来、次のストロークをした後に、その均した場所に戻って来ても罰は課せられないことになりました。
【事例】バンカー内のA点からプレーしましたが、球はそのバンカーから出ずにB地点にとどまりました。プレヤーはA点の砂を均しましたがB点の球をプレーするときのライやスタンス、意図するスイング、プレーの線を改善するようなことはありませんでした。
その後、プレーヤはB点からプレーしましたが、またバンカーから球を出すことができず、球はA点を均したところに戻ってきてしまいました。この場合、罰はありません。
旧規則では、プレーヤの打った球が自分のキャディや携帯品(クラブやバッグなど)に当たった場合、MPではそのホールの負け、SPでは2打の罰でしたが、2008年規則ではMP・SPとも1打の罰に軽減されました。
【事例】ストロークした球が前方においてあった自分のバッグに当たってしまいました。
この場合、プレーヤは1打の罰を加え、球は止まったところからプレーしなければなりません。
規則では球をリプレースできる人を次のように限定しています。
プレーヤ(またはそのパートナー)、その球を拾い上げたり動かした人、これ以外の人がリプレースして訂正せずにストロークを行った場合、旧規則では2打の罰を受けましたが、2008年規則では1打の罰に軽減されました。
【事例】グリーン上でプレーヤが拾い上げた球をキャディがリプレースし、その球をストロークしてしまいました。この場合、プレーヤは1打の罰を加えて、その球でホールアウトしなければなりません。
旧規則では、ストロークをする前に人が付き添っていた旗竿については、球が動いている間でも取り除くことができましたが、2008年の規則では人が付き添っているかどうかにかかわらず、どのような場合も旗竿を取り除くことができるようになりました。
【事例】プレーヤAがパットしたところ、Bが取り除いて置いてあった旗竿に球が当たりそうになったので、Cがその旗竿を取り除きました。この場合、誰にも罰はありません。